2024/12/21

訪問看護の現場は、最少人数の看護師が仕事を回しているため、経営やスタッフの人材不足などの理由でオンコールの担当者を配置して、いざという時に患者に対応できるようにしている事業所が多くあります。特に、小規模の地域に密着した訪問看護ステーションにおいては、非常勤やパートのスタッフにオンコールの対応を任せているところが少なくありません。オンコール担当者の手当の金額は、それぞれの事業所の経営状態や、看護師の年齢や経験、スキルなどによって決まります。例えば、病棟での勤務経験が豊富な人や、在宅医療に長く携わったことがある人は、オンコール手当の金額が高めに設定される傾向が見られます。一般的に、夜間や早朝のオンコールの担当者に選ばれた場合には、1回あたり2千円から5千円程度の手当が支給される事業所が目立ちます。オンコール手当の支給条件や具体的な金額については、各地の訪問看護ステーションの方針によるため、就職先を選ぶうえで時間を掛けて手当の相場をチェックすることが大切です。なお、月に複数回のオンコールの担当をしたり、実際に夜間や早朝に長時間の勤務をしたりする場合は、手当の金額がアップしたり、特別手当が支給されたりすることもあります。その他、オンコールの対応の有無や、勤務を担当する可能性については、訪問看護の現場で働いたことがない人にとって把握しづらいところもあるため、就職前に経験者にアドバイスをもらうのも有効です。また、訪問看護に興味はあるけど自分に向いてるか分からないという人は、『訪問看護のオンコール業務って?』←こちらのサイトで向いている人の条件などが載っていたので、ぜひチェックしてみてくださいね。